寒暖差アレルギーに鍼灸が効くワケ

暖かかったり寒かったり、3月は気候の急変動に身体がついていけず、不調を訴えられる方が多いです。

 

花粉症の患者さんも多いので、普段の治療にプラスして、症状を悪化させないための治療を行っていますが、花粉症とよく似た症状である、「寒暖差アレルギー」の方もとても多いです。

 

くしゃみ、透明のさらさらした鼻水、

じんましん、皮膚のかゆみ、倦怠感、

頭痛など、

花粉症とよく似た症状が多いですが、

目のかゆみは寒暖差アレルギーの場合あまりないようです。

 

そして大きく異なるのは、花粉症と違い特定のアレルゲンがないことです。

ではなぜそのような症状が起こるのかというと、

 

「自律神経の乱れ」

 

が原因と言われています。

 

体温調整が苦手な方、

冷え性の方、

むくみをよく訴えられる方は、

特に症状が強いと感じます。

(血流がそもそも悪く、血管の収縮と拡張がうまくいっていない場合が多いです。

血流も自律神経と深い関わりがあります。)

 

主に、運動時や気持ちが高揚している時に活発になる「交感神経」と、安静時やリラックス時に活発になる神経である「副交感神経」の2つからなっており、

 

どちらかに傾き過ぎても良くなく、2つの神経がバランスよく働くことが大切です。

 

鍼灸を施すと、皮膚の感覚器で刺激をキャッチし、 その刺激が脳へと伝わり、自律神経へ到達します。

 

すると、

交感神経が抑制され、副交感神経が亢進することが研究により科学的に証明されています。

 

鍼灸によってこのような変化を起こせるということは、活動状態の身体を休息状態に上手に切り替えるのに有効ということです。

 

現代人は、長時間労働やストレス、強い光刺激など、

 

交感神経を刺激してばかりで、常に身体が緊張状態で疲れが抜け切らず、慢性的な身体の不調を招きかねません。

自律神経のバランスを調整するのが得意な鍼灸は、

 

寒暖差による不調のみならず、

 

心身を癒すのにとても効果的なのです。

 

このような症状でお困りの方はぜひ一度ご相談くださいね。

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